メダルオブオナー、Medal of Honorとは

メダル・オブ・オナーとは、もともとアメリカの名誉勲章を意味する言葉で、アメリカ合衆国の軍人に大統領から直接授与される最高位の勲章(Medal of Honor)をいいます。
メダルオブオナーは、アメリカのエレクトロニック・アーツより発売されたゲームソフトの名前に採用され人気シリーズとなっています。メダルオブオナーは、ゲームの中でアメリカ軍の一兵士となって戦う一人称視点シューティング(FPS)ゲームで、第1作は、海外で1999年にMedal of Honor、2000年にMedal of Honor: Undergroundがプレイステーションで発売されました。日本ではメダル・オブ・オナー アライドアサルトが2002年に発売されたのが最初でした。その後プレイステーション2やゲームキューブなどで発売されました。メダルオブオナーの最新作はメダル・オブ・オナー エアボーンです。
メダルオブオナーのシリーズの内容、ストーリーを概略紹介する前に、Medal of Honorという命名の由来から紹介します。
名誉勲章(Medal of Honor)は、アメリカ合衆国の軍人に大統領から直接授与される最高位の勲章で、議会名誉勲章(Congressional Medal of Honor)とも呼ばれ、議会の名において授与される勲章という意味で、文字通り全国民から尊敬される軍人最高の栄誉ある勲章となっています。名誉勲章受章者は、階級に関係なくすべての軍人からの敬礼を受け答礼できる慣例となっています。1830年代に制定されてから今日までに約3,400人が受賞し19人が2度受賞しています。勲章には毎月600ドルの手当や退職金の割増し、特別旅行なども付加されています。メダル・オブ・オナー受賞の最近例では、2007年1月11日ブッシュ大統領からジェイソン・ダンハムという伍長が受賞しています。授賞理由は、敵から投げつけられた手榴弾にヘルメットを被せ、その上に自分自身の体を乗せて爆発の拡大を防いだというものです。
メダル・オブ・オナー(MOH)というゲームソフトは、アメリカに実在する最高の名誉勲章に由来し、シリーズ名「メダル・オブ・オナー」は米国名誉勲章協会公認となっています。FPS・一人称視点シューティングゲームソフトとして人気が高まり、シリーズ化することになりました。FPSはFirst Person view(一人称視点と訳されています)のことで、ゲームでは第二次大戦下のアメリカ軍兵士として世界・空間を任意で移動し、武器、素手などを用いて戦うアクションゲームです。メダル・オブ・オナーの人気は高まり2002年10月14日には、東京・秋葉原にある「ネッカ」で「メダル・オブ・オナー アライド・アサルト アジアチャンピオンシップ日本予選」が開催されるなどシリーズ化を後押しする現象となりました。ちなみにその時予選を通過したチーム名は「NBS-2-st連合」でした。攻略本の販売もあり、毎日1万人以上が対戦している本格派ゲームソフトです。
1人プレイ用FPSとしては同じく第二次世界大戦を舞台としたゲームソフトで人気の高い、コール オブ デューティーがあります。コール オブ デューティー(Call of Duty略称:CoD)の第1作は、日本語版は2003年12月18日にメディアクエストより発売され、最新作はコール オブ デューティー4 モダン・ウォーフェアです。コール オブ デューティーも人気シリーズとなっており、リアルな表現が特徴のコール オブ デューティーに比べ、メダル・オブ・オナーは一人で敵部隊と対峙するなどヒーロー性の高い点に特徴があります。ともに人気シリーズとなり開発元も違うのですが、メダル・オブ・オナー アライドアサルトまでは同じ会社の社員でした。アライドアサルトの開発を担当したのは2015, Inc.社で、アライドアサルトの開発時に主人公のヒーロー性の問題で意見の対立が起きました。結局2015, Inc.社の社員の一部が分裂退社しInfinity Ward社を作りました。主人公のヒーロー性に鮮明な違いがみられるのはこのことによるもので、メダル・オブ・オナー アライドアサルトの後継シリーズとメダル・オブ・オナー アライドアサルト リロード2ND、メダル・オブ・オナー パシフィックアサルトは開発元が違うのです。

メダルオブオナーゲームソフトシリーズ

メダルオブオナーシリーズ紹介。
メダルオブオナーがこれまでに日本で発売されたシリーズソフトを、時期と対応ゲーム機別にまとめてあります。メダルオブオナーの内容、ストーリーの一部、公式サイトURLも付記してみますので参考にしてみてください。
メダルオブオナー、パソコン
メダル・オブ・オナー アライドアサルト 2002年2月14日発売
メダル・オブ・オナー アライドアサルト リロード(拡張キット) - 2002年11月21日発売
メダル・オブ・オナー アライドアサルト 特別編 - 2002年11月21日発売
メダル・オブ・オナー アライドアサルト オリジナル版 - 2003年9月18日発売
メダル・オブ・オナー アライドアサルト リロード2ND(拡張キット) - 2003年9月25日発売
メダル・オブ・オナー アライドアサルト ウォーチェスト - 2004年3月25日発売
メダル・オブ・オナー アライドアサルト総集編 2004年9月16日発売 (税抜5980円)
メダル・オブ・オナー パシフィックアサルト 2004年11月25日発売
Medal of Honor: Airborne 2007年9月4日発売
メダルオブオナー、プレイステーション
Medal of Honor - 1999年10月31日発売
Medal of Honor: Underground - 2000年10月23日発売
メダルオブオナー、プレイステーション2
メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦 - 2002年10月24日発売 (税抜6800円)
EA BEST HITS メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦 - 2004年7月15日発売 (税抜2980円)
メダル・オブ・オナー ライジングサン - 2003年12月4日発売 (税抜6800円)
EA BEST HITS メダル・オブ・オナー ライジングサン - 2004年10月21日発売 (税抜2980円)
メダル・オブ・オナー ヨーロッパ強襲 - 2005年8月11日発売 (税込7140円)
EA BEST HITS メダル・オブ・オナー ヨーロッパ強襲 - 2006年8月31日発売 (税抜2980円)
メダル・オブ・オナー ヴァンガード - 2007年5月24日発売 (税込7140円)
メダルオブオナー、プレイステーション3
メダル・オブ・オナー エアボーン - 2007年12月20日発売予定 (税込7329円)
メダルオブオナー、Xbox
Medal of Honor: Frontline - 2002年11月10日発売
Medal of Honor: Rising Sun - 2003年11月11日発売
Medal of Honor: European Assault - 2005年6月7日発売
メダルオブオナー、Xbox 360
Medal of Honor: Airborne - 2007年9月4日発売
メダル・オブ・オナー エアボーン - 2007年11月22日発売 (税込7140円)
メダルオブオナー、ゲームキューブ
Medal of Honor: Frontline - 2002年11月10日発売
メダル・オブ・オナー ライジングサン - 2003年12月4日発売 (税抜6800円)
メダル・オブ・オナー ヨーロッパ強襲 - 2005年8月11日発売 (税抜6800円)
メダルオブオナー、Wii
Medal of Honor: Vanguard - 2007年3月26日発売
メダル・オブ・オナー ヒーローズ2 - 2008年2月14日発売予定(Wiiザッパーに対応している)
メダルオブオナー、ゲームボーイアドバンス
Medal of Honor: Underground - 2002年12月2日発売
メダル・オブ・オナー アドバンス - 2003年12月18日発売 (税抜4800円)
メダルオブオナー、プレイステーションポータブル
メダル・オブ・オナー ヒーローズ - 2007年2月8日発売
メダル・オブ・オナー ヒーローズ2 - 2008年2月14日発売予定
メダルオブオナー、発売予定作品
PS3版メダル・オブ・オナー エアボーン - 2007年12月20日発売予定 (税込7329円)
メダル・オブ・オナー ヒーローズ2 - Wii版は2008年2月14日発売予定(Wiiザッパーに対応している)
メダルオブオナー、開発中止作品
Medal of Honor: Fighter Command
Medal of Honor: Rising Sun 2
Medal of Honor: Airborne(PS2版、Wii版)
メダルオブオナー、冗談の情報エイプリルフール作品
Medal of Honor: Allied Assault 2
以上です。続けて、
メダルオブオーナーシリーズの各作品と公式サイトURLを紹介します。
メダルオブオーナー・アライドアサルト:公式サイトhttp://www.japan.ea.com/mohaa/
メダル・オブ・オナー アライドアサルト(Medal of Honor: Allied Assault)は日本で発売されたシリーズの第一作目で、舞台は第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、北アフリカ戦線。『Quake III』(id Software)のゲームエンジンを用いて開発、2002年1月にエレクトロニック・アーツより発売。メダル・オブ・オナーシリーズ最初のPC (Windows) 用タイトルで、後に、拡張パック「スピアヘッド」(日本語版:リロード)と「ブレイクスルー」(日本語版:リロード2ND)が発売され、廉価版(メダル・オブ・オナー アライドアサルト オリジナル版)や「特別編」、「ウォーチェスト」、「総集編」などの拡張パックとのセットも販売されることになりました。
アライドアサルトの内容:プレイヤーは主人公マイク・パウエル中尉になります。アライドアサルトでは20のミッションを攻略していきます。ナチスドイツのUボート破壊作戦やD-Dayのオマハビーチ攻略、敵の占領下での友軍救出などがありますが、オマハビーチ・ミッションは、スピルバーグの映画プライベート・ライアンと似たシーンが多いが、そのシーンはスティーヴン・スピルバーグ公認でクレジットに彼の名前が載っています。ゲーム開始直前に、ルーカス・アーツのクレジットが表示されます。マルチプレイモードでは、全てのプレイヤーが敵となる「デスマッチ」、連合国と枢軸国に分かれて行う「チームマッチ」及び「ラウンドマッチ」、同一目標の破壊を競う「オブジェクトマッチ」があります。
アライドアサルトでのマイク・パウエル中尉は、ヨーロッパ強襲でのマノン・デュシャンでのようで、設定上同一人物らしい
アライドアサルトのシリーズにはマノン バティステ 、 マノン・デュシャン 、ジャック・バーンズ軍曹 、ジョン・ベイカー軍曹らが登場する。

メダルオブオーナーシリーズの各作品と公式サイトURL

メダルオブオーナー・パシフィックアサルト:公式サイトhttp://www.japan.ea.com/mohpa/index.html
メダル・オブ・オナー パシフィックアサルト (Medal of Honor: Pacific Assault) は、戦場でのリアルな表現が加わったほか、いくつかのシステムも追加されているため、詳細なグラフィックでリアル感が高まった反面、グラフィックメモリとPCスペックが必要となりました。舞台は第二次世界大戦の南太平洋戦線で、訓練を終えた主人公、トミーことトーマス・コンリン一等兵 は旧日本軍と戦うことになります。真珠湾攻撃、マキンの戦い、タラワの戦い、ガダルカナル島などへ進みますが話の飛躍や日本語版での「天皇陛下万歳」などの音声が削除されているなどの点も指摘されたところです。
メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦 :公式サイトhttp://www.japan.ea.com/mohfl/home.html
メダル・オブ・オナー 史上最大の作戦 ( Medal of Honor: Frontline ) は、日本国内でシリーズ初のコンシューマ化でプレイステーション2用メダル・オブ・オナーシリーズの最初の作品になりました。600万本もの大ヒットを記録しましたが、パソコン版でのマウス操作とは違ってコントローラーによる操作が難しいという声が多く、またゲームプレイ中にの不具合なども報告されました。ヒットの背景にはストーリーの評価が高かったことや充実したグラフィックとAIシステムの導入などがあげられています。
史上最大の作戦の内容:舞台は第二次世界大戦のヨーロッパ戦線。主人公はジミーことジェームズ・パターソン少尉で、航空輸送団に所属する彼は、C-47輸送機を操縦しパラシュート降下兵の輸送を行っていた。対空砲火による被弾で不時着したりの経験を経ながらノルマンディー上陸作戦に参加するなど多くの作戦に参加し、ナチス・ドイツが開発をが進めている新兵器の調査命令を受けることになる。
メダル・オブ・オナー ライジングサン:公式サイトhttp://www.japan.ea.com/mohrs/
メダル・オブ・オナー ライジングサン (Medal of Honor: Rising Sun,略称:MOHRS) は、日本でのプレイステーション2用メダルオブオナーシリーズの第2作目で、ニンテンドーゲームキューブ版の第1作目になりました。海外ではXboxでも販売されました。ライジングサンで新たに加わってことは、インターネット環境で多人数参加型オンラインゲームが可能となったこと(プレイステーション2用)、ゲームボーイアドバンスの画面がレーダーとして使用可能となりゲームボーイアドバンスとの連動が可能になったこと(ゲームキューブ版)があります。ライジングサンはホフクができなくなり、銃撃戦の質が低下したという意見もありますが、代わりにマルチプレイができるようになっています。
ライジングサンの内容:舞台は太平洋戦争の真珠湾。主人公は米軍海兵隊に所属するジョーことジョセフ・グリフィン伍長。日本軍の急襲で火災を起こした艦内から脱出した主人公の目に映る、多数の敵と味方艦の火災というシーンに象徴されるように敵の強さが増しており、攻撃を受けるパターンが増えています。
メダル・オブ・オナー パシフィックアサルトで見られた天皇陛下に関するセリフ削除がライジングサンではさらに増え、また旧日本軍の考証が甘い点が指摘されたほか、日本人プレーヤーが日本人を殺す設定に関して論争も強くなりました。海外版と日本版との違うシーンも増えています。
メダル・オブ・オナー ヨーロッパ強襲 公式サイトhttp://www.japan.ea.com/mohea/index.html
メダル・オブ・オナー ヨーロッパ強襲(Medal of Honor: European Assault)は、 プレイステーション2用メダル・オブ・オナーシリーズの第3作目となり、ニンテンドーゲームキューブ版の第2作目になりました。Xboxは日本では未発売です。敵の手榴弾を投げ返す機能が追加されています。
ヨーロッパ強襲の内容:舞台はヨーロッパに戻り、ヨーロッパ以外で北アフリカ、スターリングラード等で展開される。イギリス軍の作戦、チャリオット作戦が主題で、ナチス・ドイツの猛攻による窮地を打開するため、OSSに所属するウィリアムホルト中尉も参加した長い戦いが中心になります。
メダル・オブ・オナー ヒーローズ 公式サイトhttp://www.japan.ea.com/mohh/
メダル・オブ・オナー ヒーローズ (Medal of Honor: Heroes) は、プレイステーションポータブル版として2007年2月に発売。
メダル・オブ・オナー ヒーローズ内容:主人公はジョン・ベイカー 、ジミー・パターソン 、ウィリアム・ホルトで、それぞれがドイツ軍を撤退させるために戦うことになります。敵の手榴弾を投げ返す機能もヨーロッパ強襲から引き継いでいる。
メダル・オブ・オナー ヴァンガード 公式サイトhttp://www.japan.ea.com/mohv/pc/
メダル・オブ・オナー ヴァンガード(Medal of Honor: Vanguard)は 、プレイステーション2用メダル・オブ・オナーシリーズの第4作目になります。
メダル・オブ・オナー ヴァンガードの内容:舞台は第二次世界大戦下のヨーロッパ。米軍第82空挺師団のフランク・キーガン伍長 らの任務が進みます。
メダルオブオーナー・エアボーン英語公式サイトhttp://www.ea.com/moh/airborne/index.jsp
主人公はボイド・トラヴァーズ上等兵

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